ABOUT

HERE - NOW

今ここに思いを馳せる

WABI-SABIの文化をはじめとする日本の繊細な価値を重んじながら、その素晴らしい伝統を未来へとつなげるために、いまラクーオが目指すもの。それは、うつくしく静かなたたずまい。万物に神は宿るとし、すべてのものを等しく見つめるこころのあり方や視線を落とし込み、ミニマルに表現されるモチーフを使用したものたちは、現代に寄り添うものであり、そして後世へ残るものであること。人と人とのつながりや関係が非常に緊密で混沌とする現代に、ブランドの核として揚げるクロス柄には、“絆”や“人と人との交わりを大切にしたい想い”を込めました。

Tradition

伝統への敬意

江戸時代、タバコの流行にあわせ、それらを包む入れ物を作ることからはじまった枡儀。当時の文化発祥の地であった京都の中心・洛央の地名をとりLAQUOH(ラクーオ)は誕生しました。そんなブランドのものづくりを支えるのは、和装小物の製作を専門として生まれ、80年以上前から残る技術を持った数少ない国内グループ工場、そしてその職人たちです。古くから続くものづくりの現場に積み重ねられた時間や技術の堆積、経験、道具たち。そこに、ブランドが尊び大切にしてきた日本の文化や伝統が交差するとき、未来へとつなげるための新しいものづくりの姿勢が生まれます。

Beauty and Utility

確かな機能美

デザインの基軸は、日本独自に育まれたWABI-SABIや用の美を重んじる精神性、そしてうつくしく静かなたたずまい。華美な装飾をさけたシンプルな造形の中に職人たちの技術を結集させ、控えめでありながら品格のあるデザインを実現させています。そしてそこには、使い手のライフスタイルへの配慮は欠かすことはできません。独自に開発したクロス柄のジャガード生地や、上質でありながら軽く、持つ人へストレスをかけないレザー素材のセレクト、さらには持ち手の仕様、鞄全体の軽さなど。妥協することなく使いやすさを追求してこそ、長く使われるものが生まれるのだと信じています。

Textile

オリジナルのテキスタイルに
思いをこめて

技術と文化の交差、過去と未来の交差、人とひととの交差—ブランドのフィロソフィーを込めたオリジナルのクロス柄を表現したジャガード生地は、プリントでも表現できたものかもしれません。ただ、生地として実際に織りあげることに意味がありました。織り込むことではじめて、本当に糸と糸は交わるのです。このテキスタイルを軸としながら、現代を生きる人々の生活に馴染むよう、ナイロンをはじめとする機能素材にも焦点をあてながら、LAQUOH(ラクーオ)は古きを重んじ新しい時代へとつなげていけるようなものづくりを続けていきます。